l高部姫 名前の由来
高部姫の由来は、この米が地区に大事に育まれた美しい姫のような存在になってほしい、また、地区の女性方(高部の姫たち)に育てられる米という二つの意味をこめて学生側から提案しました。
2010年3月のひまわり会議で、農業体験の話題が出ました。その際に、「米作りをやってみないか」という話題で話が盛り上がり、田植えの日程まで決定し、稲作体験に取り組むことになりました。
l田植え
5月22〜23日。
住民の皆さん約20名から指導を受けながら、田植えを行いました。
参加した学生5名のうち、実家が農家という学生もいましたが、ほとんどは田植えの経験のない学生ばかりでした。ぬかるんだ地面に足を取られながらも、地区の名人達の後に続いて苗を植えました。しかし、植えた後を振り返ると、苗は右に左に行ったり来たりで上手くはいきませんでした。それでも次第にコツをつかみ、等間隔に苗を植えました。
学生と住民の皆さんの笑い声が絶えず、約1時間で田植えが終了しました。とても貴重な体験をすることが出来ました。
l草刈り
8月8日。
高部集落を訪れた際に、集落の皆さんと田んぼの草刈りを行いました。田植えから2カ月が経ち、立派に成長した稲を見て学生は感激しました。初めて扱う草刈り機に苦戦しながらも雑草や稗を取り除きました。
l稲刈り・はせ掛け
9月26日。
秋の収穫作業は、手で刈りとはせ掛けにこだわって行いました。
しかし、これらの作業は、素人には難しい上、はせ掛けした稲は風雤にさらされる心配もあります。そのため、住民の皆さんに手刈り、はせ掛けの指導と干した稲の管理をお願いすることになり、事前に了解を得る事が出来ました。収穫作業は学生と住民の皆さんが共に行いました。
住民の皆さんは鎌の使い方などを分かりやすく教えてくれました。住民の皆さんは、学生が刈り残したところを隅々まで刈り取っていて、食べ物を大切にする精神を学びました。
l星霜祭(立正大学学園祭)
10月29~31日。
立正大学熊谷キャンパスで開催された学園祭で「焼きおにぎり」と「高部姫」の販売を行いました。
価格は、高部姫を使用した焼きおにぎりが2個100円、高部姫の精米が2kg500円で販売しました。1人暮らしの学生からご近所の主婦の方々まで幅広い人々にご購入頂きました。
30日(土)は、あいにくの雨&台風接近でしたが、高部集落の方々、福島県地域振興課の方々、福島中央テレビの方々が福島から来てくれました!テレビ取材や学生との交流、餅つき大会などを行いました。初めての米作り、大学祭への参加となりましたが、大成功となりました。